100%ハワイ島カウコーヒー(ハワイカウ)取扱専門店

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Rusty's Story

《ラスティーズハワイアン》の誕生から今までの足跡をたどります。

なお、仕入先のHPからの歴史文章引用と当ショップオーナーが現地取材の際に農園オーナーLorieにインタビューした内容も交えて解説します。

Rusty'sHawaiianEVALUTION

2009年7月【CoffeeReview】品種Ka'u Bourbonスコア100点満点中95点

2010年3月【CoffeeReview】品種Ka'u Classicスコア100点満点中92点

2010年11月【CoffeeReview】Ka'u Coffee Natural Driedスコア100点満点中95点

2010年【SCAEヨーロッパ・スペシャルティコーヒー協会】世界の顕著な生産者として受賞

2010,2011年の二年連続【ハワイコーヒー協会】ハワイ州グランドチャンピオン

2011年Pete Licata氏がラスティーズハワイアン産のコーヒーを使い、
 【アメリカバリスタ選手権優勝】【世界バリスタ選手権2位】となる。

2012年【SCAAロースターズギルド・コーヒーオブザイヤー】カッピング大会TOP10入賞。世界26カ国250種サンプル参加。

2012年【ハワイコーヒー協会】カッピングコンテンスト入賞

Rusty'sHawaiianINTRODUCTION

RustyとLorieは1999年ハワイ島にコーヒー農園を始めました。後に受賞するようなコーヒー栽培に適した地域に偶然に出くわしたのです。もちろん彼らは当時そのようなことは知る由がありません。

2人は単純にグリーンサンドビーチ、プナルーブラックサンドビーチ、ハワイ火山国立公園で知られているBigIslandの南側のka'u地区に住みたかったのです。

Rustyは科学者を引退して最初にこの地に到着しました。彼はマウナロア火山の斜面の古いさとうきび畑12エーカーを手に入れました。そしてコーヒーの木を植え始めたのです。

医学技術者のLorieはすぐにニュージャージーの家を売り彼についてハワイに来ました。

ローストマスターの解説

同じハワイ島でもすでに世界メジャーブランドに成長したコナと比べてka'u地区は世界的にも認知されていません。歴史的に見てもコナは戦前から数多くの日本人等が入植して開発した地域ですし、ka'u地区はさときび農園と関連産業で隆盛したのですが1996年には農園が皆無となった地域です。コーヒー産業としてのコナは100年、ka'u地区は高々15年の歴史です。最近のka'u地区のコーヒーは近代的な栽培技術によってコナ地区を凌駕しはじめたことは毎年行われるハワイ州カッピングコンテストでの2年連続優勝がそれを物語っている事実です。


Rusty'sHawaiianBACKGROUND

2人は農場経営者、加工業者、コーヒーロースターとして急速にビジネスを拡大して行きました。

彼らの科学的なバックボーン(出自)から2人は実験所のように農園を経営しました。彼らはコーヒーの最高のフレーバーを引き出すものを探索しながら異なる加工方法を試験し始めました。

その後2006年にRustyは亡くなり、ローリーは岐路に立たされました。農場経営を継続できるのだろうか?

ローリーは農場を売ることを考えます。しかしラスティーの夢である≪kauコーヒーを世界最高のものにすること≫があるために売ることは出来ませんでした。

ローストマスターの解説

Rustyがこの農園をスタートさせたのは若い年齢の世代ではありません。<人生、何を始めるにも「遅い」>ということは無いということを実感しました。夢は大事です。しっかりとぶれない芯になっています。


Rusty'sHawaiianVINDICATED

2007年にKa'u地区の品質がSCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)の年次カッピング審査会で立証されました。SCAAロースターズギルド主催のカッピング審査会でカウコーヒー協同組合に所属するLorieの仲間2人が6位と9位に入賞しました。同じ年にラスティーズハワイアン農園はハワイ、アジア、インドネシア地域のカッピング審査会でトップ7のコーヒー農園として入賞しました。

その受賞はミネソタ州ラムジーの’ParadiseCoffeeRosters’のローストマスターMiguelの目に留まりました。協同組合のコーヒーを評価した後に、彼はKa'uには大きな可能性があることを確信しました。

そしてMiguelはとんでもない行動に出ました。彼はミネソタを離れハワイ諸島ビッグアイランドに移り住んだのです。コーヒーの木からはじまりカップにして提供するというコーヒーの仕事に熱望して。MiguelはKa'uコーヒー共同組合の農業コンサルタントとして働きました。彼の農業に対するガイドや励ましによってLorieは精製実験やロースティング技術に磨きをかけました。

その結果、ラスティーズハワイアンのコーヒーによって賞賛され、Rustyの夢を実現することに向かってより多くのステップ踏んだのです。

ローストマスターの解説

今年2012年で13年目となるラスティーズハワイアン農場ですが短期間に世界で通用する品質に引き上げたものだと思います。Miguelの情熱とパワーはka'u地区のコーヒーを世界品質レベルにした立役者といえるでしょう。同じハワイ島のコナが永遠のライバルになると思われますが生産量で言えばコナの四分の一です。

農園オーナーのLorieに短期間で世界レベルに達した要因を聞きました。『小規模農園が多数ですから常に技術の浸透、病害虫対策など完璧にすることができた。』と説明します。さらにこれからの課題を聞きました。『常にコナと比較される立場にある。歴史的にも気候条件なども違う中で生産量を拡大しながらも品質を維持していくこと=【ka'uCoffeeブランド】を作り上げることが課題』と説明しました。



翻訳及びDescriptionOfRoastMaster 自家焙煎倶楽部 山石英市